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2016/01/07(木)
七草
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先日のニュースで、秋田市内のスキー場でソリ滑りを楽しんでいる様子が映っていました。スキー滑走までの積雪はまだないものの、ソリ滑りが楽しめると子ども達も嬉しいですね!ソリもけっこうなスピードが出ますし楽しいですよね\(^o^)/しかしながら、スキーの大会が相次いで中止になってしまったりしているので、スキー場にはたくさんのパウダースノーを期待したいですね。
雪のちらつく今日は、午前中の診察では検査を行ったワンちゃんネコちゃんが多くおりました。出来物がありそれを摘出手術する事になっての術前検査や、様子がどうもおかしいとの事で来院をされ、血液検査で一通り内科的な問題がないかの確認をしたり、飼い主さんとのお話の中から、どうも咳らしい症状のお話があったので胸の状態を診るため合わせてレントゲン撮影を行った子もおりました。その子は、血液検査では臓器の異常はなかったものの、CRP検査という炎症反応をみる数値だけが高くなっていて、それはどうもレントゲンから診ると気管支炎を起こしてしまっていることが原因になっていそうでした。また、心臓肥大も同時に確認されましたので、心臓専用薬も始めて頂くようにお話をさせていただきました。この子のように、何かしら胸の異常の訴えから心不全が判明する事が多いですが、中には、別件でレントゲンを撮影して、たまたま心臓に異常がみつかるケースも時折あります。初期段階では本人も無症状なので、飼い主さんも気付かぬうちに静かに進行していて、咳が出始める頃の進行ステージは実は4段階のうちの3段階といわれています。早期に発見できた場合は、無症状であってもその進行をできるだけ遅くするよう心臓専用薬を飲ませてあげたり心臓に負担のかからない生活スタイルを早い段階で意識することができます。
写真上は、今日の診察の中の一件で、おりしから虫が出てきたとのことで来院をされたネコちゃんの飼い主さんからお預かりした寄生虫です。これは瓜実条虫という腸内寄生虫でおなかの中では約15〜50センチと長く連なっているのですが、体の外に出てくる際はこのように連なりが外れて一つ一つ細かくなって出てきますので、おしりの周りや周辺に白い粒々を発見して見つかるケースがほとんどです。感染経路は毛づくろいの際などにノミが体内に入ることで感染してしまいますので、虫下しのお薬の内服と同時にノミのチェックと駆除も重要です! 下は、昨日乳腺腫瘍の摘出手術を行ったワンちゃんが退院する際の一コマです。院長が、ササッと手作りの簡易お洋服を作っています。伸縮性のある筒状の布に切り込みを入れる事で簡単に体を覆うお洋服ができます。午後7時30分(対馬)
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