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2016/01/28(木) 膀胱結石
お天気も良く日差しが春を思わせる一日でしたね。来週は立春!節分では今年も恵方巻きを注文しています\(^o^)/すっかり秋田でも恵方巻きが定着してきている感じですね。

今日の病院も様々な出来事がありました。診察では、様々な症状で来院をした子達がおりましたが、その中でも入院を必要とする状況のワンちゃんがおりました。男の子のワンちゃんで、オシッコがあまり出ないような症状の子でした。男の子でこういう症状で、真っ先に疑われるのが「膀胱結石」です。これは、膀胱内に結石もしくは結晶ができることです。これができる事で、軽度では膀胱炎、最悪のケースだと結石が尿道に詰まってしまってオシッコを出すことが出来なくなってしまいます。オシッコを出したくてもコルクで栓をしたように結石が詰まってしまっていると、たった数日で尿毒症によって命を落としてしまいます。
この子は、カテーテルを入れた際に、尿道に詰まりが感じられましたので、尿道に結石があると予測されました。まずはレントゲンを撮って確認を行ったところ、、、膀胱内に溜まっているオシッコの底に、砂状の結石が確認されました。これは院長もここまでの砂状のものが溜まっているワンちゃんを初めて診たという珍しいタイプに驚きでした。この砂状では手術での摘出ではなく、さっそくの食事療法と内服メインで治療を行っていく方向となります。また、数日入院をして点滴をどんどん入れて、どんどんオシッコを出して、膀胱内に残っている結晶を排出させるようにしていきます。この膀胱結石は、ワンちゃんもネコちゃんも、ほぼ前兆の症状があり早い段階だと治療も軽く済み本人への負担も最小限になります。日ごろからのトイレの様子を観察して、前よりも時間がかかっている、何回もトイレをする、オシッコの色が変、など少しでも異常を感じたら早めにご相談くださいね!

写真は、上は上記でお話をしたワンちゃんの処置中の様子です。麻酔鎮静をかけ、尿道からカテーテルをいれて溜まっていた尿を抜き取っているところです。また、この写真右上にはこの子の尿を顕微鏡でみた画像を写し出していて、飼い主さんにもご覧いただけるようにしています。それにズームインしたのが、下の写真です。画面いっぱいに広がっているもの全てが、膀胱結石の結晶成分です。肉眼でもオシッコの中にざらざらとした砂っぽい感じが確認できる程でした。午後7時10分(対馬)


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