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2016/01/14(木)
異物誤飲にご用心
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今朝は一部の道路がツルツル怖い状況で慎重に運転してきました。冬道は疲れちゃいますね・・・。
今日は、異物誤飲での来院が2件あったという日でした。一件は、歯ブラシの柄の部分、もう一件は、飼い主さんが処方されていた塗り薬をかじって中身の大部分を摂取してしまった子でした。歯ブラシの子の方は、ひとまずレントゲン撮影です。基本的に金属や骨以外ハッキリとは写ってこないのですが、怪しい影などが写ってこないかをまず確認してみました。胃内にはそれらしき影が確認できませんでしたが、腸にはガスがだいぶある事が分かりました。このガスの状態も大事で腸閉塞の兆候なども分かったりします。その兆候はなかったものの、小型犬種という事もあり念の為に吐かせる処置も行ってみることとなり、液状のお薬を飲ませて吐き気を促していきました。処置に入りしばらくして胃の中のものを吐き出してくれました。すぐにスタッフと院長で中身をチェックです。フードや泡に混じり、何やら硬いプラスチックの破片のようなものがたくさん混ざっています。どうやら、細かく柄をかじったようです。強靭な顎の力にびっくりでした。この処置の後は脱水予防に皮下点滴などの治療も行って帰宅となります。 もう一件の子は、お薬の誤飲ですがクリーム状のものを舐めている状況なので固形物とは違い早くに腸の方に行ってしまう事も予想されます。毒性としては、腎臓や肝臓へのダメージも考えられるので、見た目の元気はかなりありましたが仔犬ということもあり念の為に血液検査を行って状態をみてみることに。すると、見た目の元気とは裏腹に腎機能の数値が器械を振り切ってしまうほど高い数値となっておりました。この状況から、入院にて点滴治療をしながら経過を見守る流れとなりました。点滴をセットして入院室に移動したワンちゃんは面会した飼い主さんと帰る気満々といった様子。小さな仔犬ちゃんですがここはしばらく飼い主さんから離れて頑張ろうね!
いずれにせよ異物誤飲は危険と隣り合わせのことなので、十分に気を付けてあげるのみですね。 手術はネコちゃんの去勢手術が2件行われました。
写真は上が血液検査中のスタッフと、下は入院をしたワンちゃんの様子をみているところです。午後7時50分(対馬)
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