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2015/07/01(水)
小型犬と大型犬
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今日から7月に入りまして、本格的に夏を意識するシーズンとなりましたね。先日は、数時間外にいる機会があり、そんなに焼けないかな〜と思っていましたが、帰宅直後には母に「なんか焼けた?!」と即効で言われてしまい…(-_-;)そろそろ紫外線対策を始めようと密かに思った一日でした(^_^;)ワンちゃんネコちゃんもそうですが、皆さんも熱中症などには気を付けてくださいね!
診察では、ソファから落ちてしまって元気が無いというワンちゃんが来院していました。超小型犬で、体重も1キロ弱しかないワンちゃんで、普段は普通にソファの上り下りをしているみたいですが、この時は着地が悪かったらしく、歩く時もフラフラしているとの事でした。血液検査とレントゲンを撮って確かめてみると、血液検査では腎臓の数値が高くなっていることが分かり、レントゲンでは背骨の腰椎の骨が、異常がある事が分かりました。通常の骨であれば、骨と骨の間に等間隔の隙間がありますが、この子の腰椎の1箇所は隙間なくぴったりくっついている状態でした。血液検査とレントゲンの結果どちらも、ソファから落ちたのが原因かは今の段階では分かりませんが、今日からはまず腎臓の治療をしていく事になりました。小型犬のワンちゃんでは、ちょっとしたことで大きな病気や骨折につながる事があります。中型犬や大型犬のワンちゃんとは身体や骨の作りも変わってきますのでお家での環境が大切になってきます。最近では、診察でも小型犬がやはり一番多くなっています。今飼っている方も、これから飼おうとしている方も、お家の中を見渡してワンちゃんも住みやすい環境を考えて見て下さい(*^_^*)
他には、後ろ脚を何かに咬まれて化膿していて、毎日包帯交換にいらっしゃっているワンちゃんが来院されていました。昨日の夜に初めて包帯を自分で取ってしまったらしく、小屋で飼っているので取った包帯がどこにあるか分からないということでした。この子は40キロ近くある大型犬で、パワーもすごくある子です。気にして包帯を取ってしまい、その後はずっと舐めているとの事でした。化膿していた部分も、更に赤くなっていましたが、それよりも取った包帯を飲み込んでいないかということが重要です。ちゃんと小屋の中を確認していなかったようなので、今日は帰宅したら、確認してみて下さいとお話をしました。大型犬の子だと、簡単に包帯を取ってしまったり、舐め防止につけたエリザベスカラーでさえも破壊してしまいます。ですので、お家での飼い主様のケアが大切になってきます。小型犬も大型犬も、それぞれ色々と注意しなければいけないことはありますが、まずは飼い主様が理解することが大切です!何かありましたらいつでもお尋ね下さい!
今日の手術は女の子の猫ちゃんの避妊手術が1件でした。夕方に予定通り飼い主様がお迎えに来ると、安心したように退院していきました。 今日の写真の一枚目は、上記の小型犬のワンちゃんのレントゲンの説明をしているところです。二枚目は、血液検査で顕微鏡で見るような少し詳しい検査をする為に検体を染めているところになります。午後7時(佐藤)
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