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2015/03/20(金) 異物誤飲に要注意!
朝からお天気も良く、気持ちのよい一日でしたね。この好天と明日の祝日を前にしてなのか、病院は一日を通してとても忙しい一日となりました。

30キロ超えの大型犬で、今朝靴下を飲み込んでしまったとの事での来院がありました。実はこの子、以前もまったく同様の状況での来院をしておりそれを吐かせるための処置を行いその時は無事に吐き出せたという経緯がある子で、今回もその処置を行うことになりました。とはいうものの、やんちゃ盛りの大型犬。元気いっぱいに動き回ります。前回の時はオーナーさんご夫妻とスタッフ一名で四苦八苦しながら液状のお薬を飲ませていきました。大型犬の場合は何をするにも必ずオーナーさんのご協力が必要になり、特に男性のオーナーさんもおられるとやはり力を貸して頂けるので非常に心強いのですが、今回はどうしても奥様のみでしかいらっしゃれなかったとの事でしたので、奥様、スタッフと実習中の学生さんの女性3人での処置となりました。それでも頑張ってお薬を飲ませていき、処置を始めてからしばらくしてから、無事に吐き出してくれました!

異物を食べてしまうクセのある子は、本当に要注意です!一瞬でパクッっとしてしまうでしょうし、特にイケナイと分かっていたり、オーナーさんが見つけて声をかけたりした瞬間など、急いで飲み込んでしまう子もおります。今回のように、吐き出す事が出来ればよいのですが、、状況によっては手術にて取り出さなければいけなくなるケースもありますので、十分に気を付けてあげて下さいね。この子のオーナーさんにも、二度ある事は三度あるかもという事で、そのあたりの管理を十分に気を付けて下さいねとお話もさせて頂きました。
さて、万一異物を飲み込んでしまった場合ですが、慌てて水やフードを食べさせてしまう方も中にはおられるようですが、まずは何も口にさせない状態でご連絡、ご来院下さい。食べさせたりするとそれによって異物を腸の方に押し込んでしまうので、吐かせることが難しくなることすらあります。(様々状況をふまえ院長の判断で、逆にフードをたくさん食べさせて便と一緒に出しましょうとなるケースもあります)

午後も、終始診察や検査、入院の子達の退院も相次ぎ慌ただしい時間が続きました。おっぱいのあたりにしこりがあるという事で来院をしたワンちゃんは、乳腺腫瘍で手術にて摘出するかどうかのお話になった時、数年前に心不全の診断が出ており内服などを継続している子でしたので、全身麻酔自体の危険性も考慮しなければなりません。オーナーさんのご意向もあり、手術に向かう事になりましたので、一通り術前検査を行っていきました。また、一歳を迎えた女の子のワンちゃんで、避妊手術を行いたいとの事で術前の血液検査に来院した子がおりました。当院では、わんちゃんの避妊手術の際には年齢に関係なく血液検査を行い一般検査と血液凝固能検査を行っております。この子も検査を行ったところ、白血球数が高かった事と、凝固能検査と血小板数から、やや血液が止まりにくい体質の可能性がある事が分かりました。この事から、すぐには手術は行わず内服にて治療後再検査を行い、また検討していく事となりました。

明日21日祝日は、休診となっておりますのでよろしくお願い致します。

写真は、上は上記でお話をしたワンちゃんが吐き出したモノです。黒い塊が飲み込んだ靴下となります。下は、滅菌を終えた器具を所定の場所にしまっている様子です。午後7時15分(対馬)


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