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2015/11/09(月) 見えないダニ
どんよりとした天気の一日でしたね。しかしながら、気温は温かく過ごしやすかったなぁと思います。

午後からスタートの診察は、始まりから終わりまで、途切れることなく続きました。
中盤頃には、麻酔鎮静が必要な処置も行われましたし、ケンカ傷がひどい化膿を起こしてしまい、大きく腫れあがった状況での処置もあったりと、時間を要する処置が多かったように感じます。
麻酔鎮静での処置は、ここでも幾度となくお伝えをしている、ネコちゃんの膀胱結石の処置でした。オシッコが詰まってしまって出なくなってしまう事で、治療のタイミングが遅くなってしまうと尿毒症で死亡してしまうことすらある恐ろしい病気でもあります。尿道の詰まりを器械で砕き、カテーテルを尿道に通し溜まっているオシッコを抜き取ったりしていきます。処置と同時に行われている血液検査では、腎臓の数値が跳ね上がってしまっており、数日の入院が必要となりました。入院中は点滴を入れつつ、カテーテルを設置したまま尿を出し続けるようにして腎臓の負担を減らします。早く元気を取り戻してくれるよう願うばかりです。
ケンカ傷の子は、喉元がかなりの腫れですでに血膿が出てしまっておりましたが、中にもまだまだ溜まっているので、ここを切開して排膿処置を行います。すると、まるで滝のように大量に溜まっていたものが一気に流れ出てきました。大きなクレータ状になったところにお薬と包帯処置、そして注射治療も合わせて終了です。一点心配なのは、猫エイズを持っている子なので、それによる免疫低下の影響があるとこの治りがどうなるかということが懸念されています。

写真は、上は皮膚のかゆみで来院をしたワンちゃんの診察中の様子です。院長がなにやら見上げています。実は、このワンちゃんはカイセンというダニの疑いが濃厚でその検査を行っているところでした。カイセンは、肉眼ではみえない皮膚にトンネルを掘って寄生するダニなので、検査は皮膚表面を掻き取り顕微鏡で診る事になります。その処置を行い院長が顕微鏡をのぞいてみると、、、写真は発見したときの様子です。そのダニは、下の写真にのせました。拡大しているのでだいぶ大きくみえますね。動き回る様子もよくわかりました。このカイセンは、激しい痒みを伴い、このダニを持っている子と接触する事で感染してしまいますし、一般的なノミ・マダニ駆除薬では駆除できない厄介なダニです。午後7時50分(対馬)


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