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2015/11/20(金)
猫ちゃんのおしっこの病気警報!!
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おととい発売された秋田市プレミアム商品券ですが、瞬く間の完売だったようですね。夏季を上回るスピードだったようで、私も当日が休日で午前中のうちに出かけ何軒か回ってみたものの全滅でした(*_*)
今日の午前中は同じ病気での入退院がありました。先日からかなり続いているネコちゃんの下部尿路疾患による尿道閉鎖です。寒くなってくると多くなる病気ではあるのですが、ここまで入院が必要な状況が続く事も珍しいです。まだ初期の段階ですと、診察室で検査用に採尿をして注射治療&内服で終了なのですが、完全に尿道が詰まってオシッコが出れない状況になると、一変して全身麻酔による処置、入院をして点滴治療を数日という事になっていきます。一番怖いのは、尿毒症で腎不全を起こしてしまう事で、治療のタイミングが遅れれば命を落としかねません。急にオシッコが詰まるはあまりなく、前兆が数日前からあり、トイレに何度も行く・トイレでかがむ時間が長くなる・オシッコの量がちょっぴりずつ・血尿になっている、、当てはまるものがあるようであれば、早い段階で受診もしくはご相談をおすすめします。決して珍しい病気ではありませんし、初期の段階であれば本人への負担も少なく、きちんとした治療を行えば怖い病気ではありません。当院でも多くのワンちゃんネコちゃんが程度はさまざまですが、専用フードでのコントロールを日々頑張っておられます!ちなみに、私のネコもこの病気を持っている子がいて10年以上専用フードでのケアを続けており再発したことはありません!
今日退院をした子も、入院時はオシッコが詰まって腎臓の数値も機械を振り切るほど高い数値でしたが、今日の検査ではすっかり回復をしておりました。退院後も落ち着くまでは毎日の通院をしていただきつつ経過観察です。 そして、新たに入院をした子は、飼い主さんのお話では便が出ていないとの事でしたが、診察を実際にしてみたところ、出ていなかったのはオシッコの方でした。全身麻酔での処置が行われ、入院の流れとなりました。幸いだったのは、まだ詰まったばかりだったようで腎臓にまだ影響がいっていなかったことで、早い段階で退院予定が組まれました。
手術は、猫ちゃんの去勢手術一件、そしてワンちゃんの避妊手術が1件行われました。
写真は、上が入院中のネコちゃん達のケアをしている様子です。特に現在入院中の子達は尿路閉鎖を起こしていての治療で尿道カテーテルを取り付けている状況ですので、尿量や色具合のチェックも重要です。また、今後の治療上のキモである膀胱結石用フードも入院中に試し始めたりもしています。下は、今日入院をしたネコちゃんのオシッコの顕微鏡画面です。大小の四角が膀胱結石の結晶成分です。午後7時30分(対馬)
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