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2015/11/15(日)
膀胱結石と食事療法
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昨日に引き続き今日も朝から雨降りの一日ですね。ただ気温自体はそこまで低くないので、まだ雪が降るのは先かな〜と安心しております(^_^;)
今日は日曜日でしたので午前のみの診察となりました。 病院は、朝少し混雑して、後は混む様子もありませんでしたが、常に患者さんがいる状態は続いていました。 診察では、以前に膀胱結石が出ていて、食事療法を続けているのにも関わらず、また尿が出ないというネコちゃんが来院されていました。まずは管をいれて尿を確認すると、尿道に石が詰まってはいませんでしたが、血尿を起こしていました。その尿を顕微鏡でみてみると、石の原因となる結晶成分が見られたので、また膀胱結石が再発していることが分かりました。あとは、腎臓の方に影響がいっていないかを見る為に血液検査も行いましたが、腎臓の数値も平常値で特に異常はありませんでした。今日は注射を打ち、飲み薬をお出しして、少しの間注射治療に通っていただくことになりました。 この子のように、食事療法を続けているのにも関わらず再発してしまう子がたまにいらっしゃいますが、詳しくおうちでの食事を伺うと、必ず別の物をあげてしまっているケースがほとんどです。ちょっとしたおやつや、人間が食べるものなど種類は様々ですが、どんなに少量でも、たまにしかあげていなくても、その食べ物が再発につながる可能性が大きくあります。因みに今日いらっしゃていたネコちゃんは、たまにお家で人間の残りのご飯などをあげているということでした。食事療法は、飼い主様あってのものになりますので続けてあげる事が大切です!
今日の写真の一枚目は、上記の顕微鏡で見えた結晶です。二枚目は、腎臓と肝臓の数値の再検査にいらしていたワンちゃんの血液検査をしているところです。この子は、3回目の検査でしたがすっかり数値も正常値に戻り、続けて飲んでいた飲み薬も一旦終了して様子見ということになり、飼い主様も安心したご様子でした(*^_^*)午後12時(佐藤)
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