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2014/09/16(火)
肛門腺
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朝晩の冷え込みや急な雨などもありましたが、三連休皆さん楽しい時間を過ごされましたか?動きやすくなった気候になりましたので、ペットと共にお出かけしやすい季節となりました。夏場は熱中症やパットの火傷などなど心配な部分があり飼い主さんもかなり警戒されていたと思います。これからの時期は、真夏よりはそういったリスクは減るものの、それでも日差しのある日中の車内温度はぐっと高くなりがちなので、引き続きそのあたりは気を付けてあげましょう!
さて、休み明けの病院は始まりこそ混雑となりましたが、その後はさほど混雑することなくスムーズに診察が進んでいきました。肛門腺という分泌腺の液が溜まってしまって処置を行った子たちや、爪がパットに食い込んでしまって処置を行った子、吐いたり食欲がないという子の来院もあり、血液検査を行ったりしていきました。 肛門腺については、御存じの方も多いと思いますが、自らをアピールするための臭い付けの為の分泌物で、肛門の両脇にある腺です。通常は便をした際や興奮した際などに自然に出ていくものなので、どんどん溜まっていく事はないのですが、中には、出にくくなってしまって溜まっていってしまう子達がいます。そうすると、しきりに床にお尻をこすり付けたり、舐めたりなどおしりをしきりに気にしてきます。そのまま放置してしまうと、中には破れて穴が開いて出血してきてしまうケースもあります。そうなる前に、肛門腺を絞って液を出していく処置が大切です。腫れや炎症などで出にくくなってしまうと、ご自宅などでの処置は難しかったり、内服が必要になる事もありますので、早めに病院にてご相談をおすすめいたします。また、食生活も重要で、肉類を多く食べている子だと腺の分泌が盛んになる傾向がありますので、参考になさってみて下さい!あまりに頻繁に処置が必要になる子だと、状態によって手術にて肛門腺摘出をおすすめするケースもあります。
写真は、上は昼から予定されていたワンちゃんの避妊手術の際の様子です。スタッフが院長に術着を着せております。この術着は滅菌処理されているものなので、スタッフも細心の注意を払いながら必要な部分のみ接触します。下は、ご注文頂いたお薬の調合を行っている様子です。継続のお薬等であれば、ご連絡頂ければ事前準備も可能です!できれば、前日までにご予約頂ければ、当日混雑していてもお待たせすることなくスムーズなお渡しができます!ご協力よろしくお願い致します。午後7時15分(対馬)
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