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2014/08/09(土)
お盆前の週末
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台風が北上を続けて、西日本に接近してきています。県内へは直撃まではなくとも接近は明日午後からあさってにかけてになりそうです。連日の雨降りに加えての台風の被害が大きくない事を願うばかりです。
お盆前の週末となっている今日は、主に午前中に皆さんのご来院が集中した感じです。始まりから終わりまで途切れる事なく診察が続いていきました。 お昼からの手術は、昨日の日記でもお話をしているワンちゃんの手術と、ネコちゃんの避妊手術が行われました。 手術を受けたワンちゃんは、子宮蓄膿症の疑いが濃厚で手術に踏み切っています。この手術を行う一つの目安が、レントゲンに子宮が写るかどうかなのですが、この子はレントゲンにはその子宮が写ってはいませんでした。けれども、血液検査での炎症反応等の数値の高さや、おりものが常に出ているという状況から手術に至ったわけなのですが、開腹をしてみると、なんとお腹の中に膿が溢れてしまっている状況で、子宮を確認して見ると、子宮が一部破れている事が分かり、そこから膿がお腹に出てしまっていたという事です。このことから、レントゲンには写りこんでくることがなかったという事も分かりました。いずれにしても、腹膜炎もありますし、2キロ未満の子にとっては、たっぷりとなる1リットルの生理食塩水(抗生剤入り)でしっかりお腹の中を洗浄していきました。その後も手術は順調に進み、術後は一旦ICUに入り酸素吸入をしてから、夜には一般の入院室への移動となりました。面会にいらっしゃった飼い主さんにも反応したりしていますし、安定した様子のようです。当初の予定より少し入院期間が長くなりましたが、お盆前ですし良い状態での退院となるようしっかりケアしていきたいです。
写真は、上がその手術開始直前の準備段階の様子です。毛刈りを行い、これから消毒を行います。下は、一般の入院室への移動の時の様子です。午後6時50分(対馬)
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