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2014/08/22(金)
麻酔での処置
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久しぶりに太陽の日差しが戻ってきましたね。朝起きた時に天気がとてもよかったので気持ちがよかったです!
病院は、少し集中しての診察や検査があった時間帯もありましたが、比較的穏やかな一日でしたが、中には、全身麻酔での緊急的な処置が必要なネコちゃんの来院もありました。膀胱結石の男の子のネコちゃんで、以前にもオシッコが詰まってしまって入院の経歴もある子でした。膀胱結石は、専用の処方食での継続的な治療が重要なのですが、多頭飼育という事で、なかなかうまくそのフードのみでの維持が難しかったようで、結果的に今回再発という事になってしまいました・・・。全身麻酔をかけて、器械で詰まりを砕き、カテーテル入れながら、生理食塩水で膀胱内を洗ったりしていきます。解除して出てきた尿は血尿となっておりました。腎臓へのダメージも比較的少なかったようで、明日の退院予定となっております。
今日の昼から予定されていた手術はいずれもワンちゃんで、一件は去勢手術、もう一件は、歯石除去および抜歯の処置でした。歯石除去の子は、少し前によだれがとても多いようなお話で来院をされており、その際の診察で歯石がかなりついていて、抜かなければならない歯も数本あり、本日の処置予定となっておりました。ヒトと違って、動かずに口をずっと開けていてもらうのは無理なので、歯の処置にも全身麻酔が必要になります。ですので、呼吸管理等をしっかりしながら処置を行っていきます。ガッチリと歯に付いている歯石を超音波スケーラーという器械で砕きつつ、グラついている歯を抜歯していきました。中には、すでに根っこまで痛んでしまっている歯でも、歯石によって固定されていてグラつきがなくても、支えになっていた歯石を取るとグラつく歯もあったりもします。この子は計8本の抜歯をしました。夕方まで点滴治療を行って、飼い主さんと元気いっぱいに退院をしてきました。 歯の健康もとても大切な事です!健康な歯で元気に毎日を過ごせるように、歯磨きや、様々なデンタルケア製品でぜひ頑張ってみてはどうでしょうか!?ただ、無理やり押さえつけて・・というと、飼い主さんもペット達も大変ですので、楽しんで、ほめながら、少しずつ、という感じで楽しい習慣となっていってくれれば幸いです。
写真は、上記でお話をした歯石除去の様子です。下は、血液検査を行い出た結果を飼い主さんたちにお話をしている様子です。午後7時40分(対馬)
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