|
2014/11/16(日)
検査が続きました
|
|
|
先週後半から居座っていた寒気の勢いも緩み、日差しも出てきて少し寒さも和らぎ、冬の寒さからしばし解放されてやれやれといったところですね。この週末にタイヤを交換されている方も多いと思います。あちこちで樹木への雪つりの作業も見かけますし、冬支度真っ盛りですね。
病院は、先週、先々週と2週にわたって日曜日の診察が休診となっていたため、通常診察は11月に入って初めてになります。 来院される方もお電話もどちらも多く、慌ただしい流れとなりました。特に今日は、検査後の飼い主さんへのご説明、今後の治療などについてのお話など、時間を必要とするケースが多かったように感じます。水をたくさん飲んで尿の量も多くなって来たという子は血液検査で糖尿病の診断が出たり、けいれん発作が長期にわたり時々起っている子が今朝のけいれんの程度が強いので来院され、検査を行ったり、入院中のネコちゃんの飼い主さんがご面会にいらっしゃったので、入院中に行った検査のご説明をさせて頂いたりしました。また、男の子のワンちゃんで、気付いたら血尿をしていたという事での来院もありました。こういった状態だとまずは膀胱結石の可能性がとても高く、尿道にカテーテルを入れてオシッコを抜き尿検査を行うのですが、、、この子は、カテーテルがスムーズに通らず途中で止まってしまいました。これは、結石が尿道に引っ掛かっているせいです。カテーテルに注射器で吸った生理食塩水をセットして、ギューッと勢いよくそれを流す処置を行い、なんとか詰まりを解除する事が出来ました。合わせて、レントゲン撮影を行ってみると、膀胱内にいくつもの結石が確認され、手術での摘出が検討されました。飼い主さんとの相談で、明日手術を行う事となりました。 また、先日ネコちゃんで膀胱結石となり麻酔をかけての処置を行い入院、そして退院をして、その後毎日通院をしていたネコちゃんですが、今日になりまたオシッコが出なくなってしまい、やむを得ず同様の処置を行い再度入院となったりもしました。この病気は、入院中は、カテーテルを尿道に設置したままなのですが、退院時にはそれを外さなければなりません。ですので、状態が安定するまでは油断が出来ないのも、この病気の怖いところです。これから寒くなってくると増えてくる病気の一つでもあります。オシッコの状態はまめに観察してあげて下さいね。 今日は、時間がかなりずれこみ全ての診察が終了したのは1時過ぎでした。
写真は、上が下痢の症状で来院した子の検便を行っている様子です。この子は通常のガラスにのせて顕微鏡で見る検査の他、専用のキットを使用しての寄生虫検査も行っています。下は、明日朝から行われる手術の準備をしている様子です。午後1時40分(対馬)
|
|
|
|