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2014/10/04(土)
ヒトと動物の治療の違い
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次の満月は皆既月食となるとのニュースをご存知の方も多いと思います!台風が過ぎ去った後となるようなので、観測のチャンスがあるかなと期待をしているので、楽しみです。その前に、その台風の進路も気になるところです。大型ということですし、いろいろ心配ですね・・・。
10月最初の土曜日は、午前中が特に混雑しました。通院治療の子達もとても多く、慢性腎不全の維持治療の為の皮下点滴に週2〜3回のペースで来院している子たちの他、週一回のペースでお耳の処置治療で来院している子達が集中した日でもありました。次のカルテを・・と確認していくと、外耳炎、耳ダニ・・という風に立て続けての処置となっていました。お耳の治療は、1回の治療で治っていくという事はほぼなく、ご自宅での点耳や内服を行いながら、月単位での治療スパンで根気よく治療を続けていきます。 また、脚の先が皮膚病のようになってしまっており、やや腫れぼったい感じになってしまっている大型犬の子の診察もありました。腫れもあったこともあり、骨的な異常がないかどうかをまず確認し、異常がないことが確認できた上で今後の治療をどうしていくかをお話していきました。皮膚の治療には主に内服や薬用シャンプーでの薬浴がベースとなる事がほとんどですが、やはり塗り薬を塗りながらの治療が好ましいケースもあります。ただ、動物達に塗り薬を塗ってあげる場合の最大の注意点は、舐めさせない事!です。ヒトは塗り薬を舐める事がないので、皮膚病=塗り薬が頭に浮かびますが、動物達は塗る=舐めてしまう、という事を念頭に入れて考えますので、塗る以上は舐められない場所、もしくは舐めないような対策が必須でして、その為に、首に着けるエリザベスカラーというものを装着して舐め防止をしていきます。今日来院した子も、塗り薬も塗っていければ、、でしたが、大型犬というとてもパワーある子。過去にはカラーを壊してしまったり、舐めるにしても、強い力でベロベロに舐め壊してしまったという子達がいましたので、まずは、内服等で経過を看ながらいくという流れとなりました。また、小さい子達であれば、治療中は外出を控えて患部を保護する事も出来ますが、大きい子達はなかなかそれも困難となる事が多く、治療の面での葛藤があることも。
写真は、上がワンちゃんの去勢手術の際の様子です。スタッフは、呼吸の状態や心電図などモニターしながら、糸など必要なものを取り出したり院長のサポートをしていきます。下は、お電話でのお薬のご注文の際にカルテを確認しながら飼い主さんとお話しているスタッフです。午後6時10分(対馬)
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