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2009/06/16(火)
アレルギーだから飼えない・・・
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今日もまた、「家族が猫アレルギーだから・・・」というメールを受け取って、落ち込みまくっています。
私は、かなり重度のアレルギーで、息子は生まれた時からアレルギーが酷くて、猫の上皮アレルギーでも有ります。 それでも、猫と暮らし続けています。 息子はちゃんと成人しています。
「アレルギーで飼えない」 そう聞くたびに、その言葉を目にするたびに、 前は怒りがわいてきたのだけれど、今は、とてもとても悲しいです。
「家族として可愛がってきたのですが、子供がアレルギーなので飼えなくなりました」 というのは、よく目にする言葉です。
けれども、これでは、その人は新しい家族(子供)のためには、前から居る家族(猫)を追い出しちゃうという事のようにおもえます。 では、その人にとっての「家族」って、そういうものなのでしょうか?
私は、生まれてくる子供のために、今まで可愛がっていた犬や猫を里子に出すのは、 新しい生活の邪魔になる古い家族を、捨て去る行為で、 それが出来る人は、また次にも、邪魔になった家族を同じ様にするのではないかと考えたりします。
それから・・・ 一緒に暮らしてきた猫たちは、人間を家族と思って信頼しています。 頼りにしている人が、自分たち猫を、「家から追い出そう」と考えているなんて、思っても居ません。
無心に信じている猫の信頼している心を、裏切る事は、「とても重い罪だ」と私は思います。
人生は、自分が播いた種を、自分が刈り取っていくものです。 同じ事を自分がされる日が、きっと来ると思います。
そして・・・ 誰かを犠牲にして得た幸せなんて、初めから呪われているようなもので、上手くいくわけがないとも思います。 今居る家族(猫)を大切に守ろうとしない人が、新しい家族を守ってくれるのでしょうか?
それでも、それぞれが自分で選んだ方法で生きて行くのですから、私の考えを押し付けたいわけでは有りません。 でも、ちょっと冷静になって、もう一度一緒に暮らす方法を考えてみて欲しいと思うのです。
アレルギーだからと、今日も多くの犬や猫が家を追われているのだろうと思うと、とても重たい気持ちになっています。
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