こっそり猫の記録
こちらでは猫関係の本音や病気の事などを書いてます
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2009/10/21(水) 仔猫が苦手な訳
たいていの人は、仔猫は可愛いと言いますが、実は私はとても苦手です。

仔猫や子犬は、先天性の疾患を持っていたり、伝染性の病気にかかりやすかったりして、
何度も何度も、1歳前に亡くしています。

それに、病気や怪我している猫も拾ってしまうせいもあって、キャンディーが来るまで、私と暮らす猫は長生きしてくれませんでした。


猫を亡くして悲しんでいると、多分、慰めているつもりなのでしょうけれど、
「猫が、飼い主の災厄を、持って逝ってくれたんだよ」とか
「可愛がっていたから、猫が身代わりになってくれたんだよ」と私に言う人が居たのです。

これが、私のトラウマのようなものを刺激して、胸をえぐられる様に辛くて、体調を崩していました。

私には、子供の頃から「近くにいる好きな者や大切な人を殺してしまう」という消せない思い込みが有るのです。
それは、人生を狂わせてしまうほど強い思いです。
その為に、大切だと思う人の近くに居る事が出来なくて、遠く離れてしまわないと生きていられないほどの強さです。

だから、誰も何も言わなくても、猫が死ぬたびに私が殺したと思っていたのです。
まるで、猫を拾っては、自分が生きながらえるために、命を奪い取っているように感じていました。


それを、消してくれたのが、龍君でした。
龍君は、白血病とエイズを発症していて、全身ガンになり末期で、すでに意識を失う程の貧血、腎臓も機能していないし、とにかく余命も無い状態でした。
他の猫に感染させてしまう恐れも有りましたけれど、家に連れ帰り、隔離して世話をしました。

龍君には、もう残りの命は有りませんでしたから、さらに私が命を奪う事は有りません。
だから、初めて猫に向かって「可愛い、大切だ、好きだ」と言えました。
いくら言っても龍君は死にませんでした。
それどころか良く食べて太って綺麗になって、私の傍で幸せそうにして、2カ月間生きて、最期の数日一気に悪化して死にました。

龍君と居る時に「私の命を使って良いから、外で苦労して病気になった龍君が、幸せに暮らす時間を与えて欲しい。病気を治す事が出来なくても幸せになってから、逝って欲しい」と願いました。
その願いは叶いました。
だから、私は周りの大切な者を殺すかもしれないけれど、生かす事も出来るのかもしれないと思えるようになったのです。

龍君には、他にもたくさんの事を教えられました。
お陰で、ちょっとだけ前向きになれました。


それでもまだ、仔猫は怖いのです。
私が長く触れていると・・・って、
だから、早く大きくなってくれないと、安心して触れないのです。


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