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2009/03/29(日)
社会意識に関する世論調査
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内閣府は「社会意識に関する世論調査」の結果を発表した。 「悪い方向に向かっている分野」を複数回答で尋ねたところ、「景気」と答えた人が68.6%でトップを占め、昨年の調査より25.2ポイント上昇した。 次いで多かったのは「雇用・労働条件」の57.5%(26.4ポイント増)。景気や雇用情勢の悪化に対する国民の不安を色濃く反映し、ともに今の調査項目となった98年以降、過去最高となった。
「景気」との回答は、2年前の調査に比べると、3倍以上に跳ね上がっている。一方、「良い方向に向かっている分野」(複数回答可)の1位は「科学技術」の28.1%(前年比6.9ポイント増)。昨年のノーベル賞受賞ラッシュが影響したようだ。
現在の世相のうち「暗いイメージ」を選んでもらう質問では「無責任の風潮が強い」(52.5%)が1位だったものの、昨年よりは3.1ポイント減った。不況を反映してか、「ゆとりがない」は5.6ポイント増の42.9%、「活気がない」も12.4ポイント増え34.3%となった。
このほか「個人の利益よりも国民全体の利益を大切にすべきだ」と回答した人が4.9ポイント増の56.6%で、過去最高となった。
調査は1〜2月に全国20歳以上の男女1万人を対象に面接調査で行い5890人が回答したそうです。
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