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2006/09/29(金)
地球表面温度:過去30年間で0.6度上昇
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地球の表面温度が過去30年間で0.6度上昇し、05年に過去1万2000年間で 最も高くなったとの分析を、米航空宇宙局(NASA)などの研究者らが全米科学 アカデミー紀要に発表した。
NASAゴダード宇宙研究所のジェームズ・ハンセン博士らによると、地表や海面の 年間の中位温度は過去1世紀で0.8度上昇。うち0.6度は1975年以降の上昇分で、 北半球の高緯度地方で上昇が顕著だった。
二酸化炭素の排出量が21世紀半ばまで年間2%増加し、メタンなど他の温室効果ガスの 排出も増え続ければ、表面温度は2100年までに00年水準から少なくとも2〜3度 上昇すると見られる。過去に表面温度が同水準に達したのは約300万年前という。
温暖化で動植物の分布は10年に6キロのペースで両極方向に移動しているとの研究もある。 研究者らは、気温上昇が続けば「現在見られる植物・動物種の大部分が生息域の消失や 生態系の破壊で絶滅する可能性もある」と指摘している。
と先日、毎日新聞に掲載されていました。 では、私たちの生活を見直し、二酸化炭素の排出を減らすためにはどうすればいいのでしょうか。 まず、家庭でできる取り組み10項目の取り組みのうち、できるものから始めてみましょう。
01.冷房の温度を1℃高く、暖房の温度を1℃低く設定する カーテンを利用して太陽光の入射を調整したり、クールビズやウォームビズを取り入れることで、冷暖房機に頼らないで過ごせる。冷暖房を始める時期も少し待ってみる。 ◆ 年間約31kgのCO2の削減 ◆ 年間で約2,000円の節約 02.週2日往復8kmの車の運転をやめる 通勤や買い物の際にバスや鉄道、自転車を利用しましょう。歩いたり自転車を使う方が健康にもいいですよ。 ◆ 年間約185kgのCO2の削減 ◆ 年間で約8,000円の節約 03.1日5分のアイドリングストップを行なう 駐車や長時間停車する時は、車のエンジンを切りましょう。大気汚染物質の排出削減にも寄与します。 ◆ 年間約39kgのCO2の削減 ◆ 年間で約2,000円の節約 04.待機電力を90%削減する 主電源を切りましょう。長時間使わない時は、コンセントを抜きましょう。また、家電製品の買い替えの際には待機電力の少ないモノを選ぶようにしましょう。 ◆ 年間約87kgのCO2の削減 ◆ 年間で約6,000円の節約 05.シャワーを1日1分家族全員が減らす 身体を洗っているあいだ、お湯を流しっぱなしにしないようにしましょう。 ◆ 年間約65kgのCO2の削減 ◆ 年間で約4,000円の節約 06.風呂の残り湯を洗濯に使いまわす 洗濯や庭の水やりの他、トイレの水に使っている人もいます。残り湯利用のために市販されているポンプを使うと便利です。 ◆ 年間約17kgのCO2の削減 ◆ 年間で約5,000円の節約 07.ジャーの保温を止める ポットやジャーの保温は利用時間が長いため、多くの電気を消費します。ごはんは電子レンジで温め直すほうが電力の消費は少なくなります。 ◆ 年間約31kgのCO2の削減 ◆ 年間で約2,000円の節約 08.家族が同じ部屋で団らんし、暖房と照明の利用を2割減らす 家族が別々の部屋で過ごすと、暖房も照明も余計に消費します。 ◆ 年間約240kgのCO2の削減 ◆ 年間で約11,000円の節約 09.買い物袋を持ち歩き、省包装の野菜を選ぶ トレーやラップは家に帰れば、すぐゴミになってしまいます。買い物袋を持ち歩けばレジ袋を減らせます。 ◆ 年間約58kgのCO2の削減 ◆ 資源節約 10.テレビ番組を選び、1日1時間テレビ利用を減らす 見たい番組だけを選んでみる習慣をつけましょう。 ◆ 年間約13kgのCO2の削減 ◆ 年間で約1,000円の節約 一度見直してみてはいかがですか?
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