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2006/02/08(水)
21石清水八幡宮黄金の樋
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石清水八幡宮が所蔵する数多くの宝物の中にあって、特に際だっているのが本殿に架かる黄金の 樋である。 この樋は、八幡造りといわれる外殿と内殿の谷にかかっており、その大きさは長さ21.6メートル、 外径0.6メートル、深さ0.21メートルで、厚さは実に3センチメートルもある。
『信長公記』には、石清水八幡宮の黄金の樋について次のようなことが書かれている。 「天正7年(1579)12月10日、信長公は山崎に陣を移し、翌11、12の2日間は雨天のため 京都山崎の宝積寺に滞在していた。そのとき、石清水八幡宮の内殿と外殿との間には昔から 木製の樋が架かっていたが、それが朽ち腐って雨が漏り、損壊寸前であり難儀していることを聞き、 早速、造営を決めた。天正8年(1580)3月、仮遷宮があってほどなく社頭・神殿の屋根を ふき終え、築地・楼門の工事もすみ、金ぱくや七宝をちりばめ、わずか9か月で、造営をすべて 終えた。」 信長はこのあと、正遷宮に訪れ、武運長久と家門繁栄を祈ったという。 (ぶらり八幡浪漫街道をゆくより引用)
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