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2006/01/31(火)
20石清水八幡宮目貫の猿
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石清水八幡宮の現社殿は寛永8年(1631)から寛永11年(1634)にかけて三代将軍徳川家光の 造営によるもので、楼門、舞殿、幣殿、外殿、正殿、回廊からなっており、すべて重要文化財に 指定されている。 楼門は、入母屋造り、桧皮葺で、左右に回廊を出して外囲いを作り、前方に唐破風の向拝(ごはい)をつけた珍しい建築である。また、本殿は八幡造りといわれる建築様式で、外陣(外殿)と内陣(正殿)とに分かち、三間社を一間づつあけて1棟とする「11間社八幡造り」の形になっている。 建築の細部にわたって、極彩色の華麗な桃山風透かし彫りが多数施されており、その数は152点にも及ぶ。そのほとんどは花鳥などをモチーフにしたものである。 特に西門上にある蟇股(かえるまた)と呼ばれる部分の彫刻は「目貫きの猿」と呼ばれている。 これは、あまりにも彫刻が見事なため、猿に生命が宿り、夜な夜な社殿を抜け出してはいたずらをした。そこで、これを封じるために右目に細い釘を刺し逃げ出さないようにしたという伝承が残っている。 (ぶらり八幡浪漫街道をゆくより引用)
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