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2007/08/11(土)
本当にあった怖い話
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今日の日記はちょっと昼ドラみたいな感じなんで、「そういうのはちょっと…」という方はご遠慮ください。
昨年6月ごろ、1人の女の子と仲良くなりました。 2人ともクラストップを争うぐらいの成績だったので、お互いに「コイツ勉強できるな」という意識はしていました。おまけに私も相手もクラス内ではあまり団体行動をするわけでもなく、若干他のクラスメイトとは違っていたので、余計に「コイツどんなやつなんやろう…」と興味をそそられていたのかもしれません。
そんなこんなで仲良くなり、メールしたり、直接会って遊んだりしていました。そうやって仲良くなるにつれ、普通の友人関係ではありえない方向へ発展していったのです。 何気ないじゃれあいから、キス、それ以上の関係にまで発展してしまい、つきあってもないのにそんな変な関係になっていた私達がいました。やがて私のほうから告白という形になりました。今思えばこの告白も無茶苦茶な順序にケジメをつけたかったのか、「ただの友人関係」を「好き」と誤解していたのか、私の中でも未だにはっきりしていません(多分どちらもあったと思います)。しかし長く待たされた結果は×。思わぬ形で振られてしまったんですが、まぁそれでも友人であるのならええかなぁなんて考えていました。
そんな私達も進路について考えなければなりませんでした。彼女に対し「あぁ、コイツ無理やわ」なんて考え出したのもこの頃でした。というのも、まずは私の知らない「第三者」の話ばかりしてくるんです。それも皆さんの想像をはるかに超えているものでした。初めのうちは楽しそうに話してくれることに喜びと幸せを感じていましたが、あまりの量に徐々にしんどくなってきたんですよね。しかも話すだけで着地点がなく、私のほうは「そうなんや…」ぐらいしか言えなかったんですよ。 これに関しては相手に直接言ったほうが良かったので、私も一概に否定はできないんですが、進路についての話で決定的なことがあったんです。
大学に「指定校推薦」ってありますよね。私達2人は偶然同じ大学の同じ学科の指定校推薦を狙っていました。彼女はそれがわかった途端態度を豹変させました。 「○○(私)が受けるなら別の学校にするわ。」 「別に推薦じゃなくてもええんちゃうん?」 「嫌や。勉強したくないし。」 「でもやりたいことあるから選んで行くんじゃないん?」 「心理とかなら他の学校もあるし、メイクとかの専門もあるから。」 「でもあんだけ行きたいって言ってたのに、そんな簡単にあきらめていいん?」 「だって○○がおるなら、私が推薦とられへんやん。」 …考えられないでしょう?こんなに折れるのが早い人間だと思わなかったんです。それは私に対してもそうですが、頑張って勉強して大学へ入ろうとしている人たちに失礼ですよね。この話のちょっと前に実力テストの結果が返ってきて、点数が落ちていたからって号泣して、「もう推薦とられへん…」なんて言ってましたし。言ってしまえば全部「自分のせい」ですよね。それなのに勉強もせずに夢を折ってしまうその精神力の弱さに私は愕然とさせられました。 この話が決定的だったんですが、他にもいくつかあるんですよ。
彼女がめちゃめちゃ信頼していた人間は私以外にもう1人いました。その人は若干精神不安定らしく、彼女はそれを気にしてちょくちょく会ったりもしていたそうです。その人についての会話です。 「○○は大人やから(いい意味で)ある程度ほうっておけるけど、△△(その人)は精神不安定やから心配やねん…。」 「まぁ精神不安定じゃぁしゃあないしなぁ…。」 「△△と友人関係を続けるためなら、あいつがしたいって言えばエッチもする。」 「あぁ、そうなん…(それで俺ともあんな関係になったんや…)。」 もうこの頃になると彼女の会話もちゃんと聞いていない自分がいました。ほかにも言い出せばたくさんあるんですが、結構あるのでここでは割愛させていただきます。
私のほうも相手を信頼していたわけですから、ある程度裏切られた感はありました。仲良くなってここまで人間性に惹かれない人間も珍しいです。そりゃ私だって結構わがままなところもありましたが、これだけ理解できない部分があって、且つコドモな奴だと思わなかったんで、めちゃめちゃショックでした。同時に、「友人関係」と「それ以上」についての区別的なものもはっきりしてきました。私自身、その頃に友人関係で悩んでいた時期だったので(昨年の日記にもありますが)、結局夏休みは2,3回会っただけで、2学期からは私が避けるようにして、まったくしゃべらなくなりました。
先日の花火の際、相手の女の子が彼女の友人で、この話について聞かれました。私はこのことを人に話すのは初めてだったんですが、とりあえず核心部分と自分の気持ちは話したつもりです(思い出しきれてなかった分、若干脚色はありましたが)。実は私と同じ学校の短期大学のほうに入学しているらしいことも知りました。終わり方が気持ちいいものではなかったので、未練がないと言えば嘘になります。相手は私が離れていった理由を知りませんし。ですが今更それがどうということはありません。私がそうであったように、大学生になって、自分で気づいてくれることを願っています。
しかし色々なことが勉強になった分、この1つの出会いと別れは意味のあるものだったんだと最近思い始めました。消えてしまった日記はどうにもなりませんが、今ここに記すことによって1つの「ケジメ」をつけることになればと思っています。
今になって「俺もコドモやったなぁ…」とは思いますが、同時に「ピュアやったなぁ…」とも感じました。そんな夏の思い出です。
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