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2006/03/09(木)
繰り返し
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いや〜、ついに始まりましたね、十段戦。
私は例年この十段戦が一番楽しみだったのです。昨年までは…。 というのも、私の憧れの棋士、王立誠九段の最近のタイトル戦だったからです。 最近は2000年前後のような勢いがなく(歳をとってきたのもありますが)、このタイトルを失ったらしばらくタイトルをとれないかも(もしかしたらこの先も?怖)と思っていたので、高尾八段や張本因坊(どちらも当時)が挑戦者に名乗りを上げたときは「終わったか…。」とも思いました。 しかし毎年見事に防衛を果たしてくれ、今年で名誉十段だ!という時に名乗りを上げたのが趙治勲25世本因坊(当時)でした。正直趙25世本因坊が挑戦者になるとは思いもしていませんでしたし(たぶん皆さんもほとんどがそうだと思います)、立誠十段は張名人や高尾八段を下してきたのだからこれは名誉十段もあるかもしれないと思っていました。 ところがです。なんと終わってみれば2-3で防衛失敗。趙治勲十段を許してしまったのです。最終局のライヴ中継を見ていて、5目半負けがわかった時、わたしは思わず声を上げてしまいました。よりにもよって5連覇手前で、しかも同年代の棋士に奪われるとは…。同時に無冠となってしまい、なぜか私もとても寂しかったのを覚えています。
あれから1年。もう十段戦の季節がやってきましたか。 実は私は趙十段の碁もとても好きです。この人の碁は見ていて本当に面白いですし、激戦の中での鋭い踏み込み、シノギはすばらしいと思っています。 だからというわけではありませんが、今期の十段戦はベテランの意地を見せていただきたいと思っています。がんばれ、趙十段!
…もちろん山下棋聖も応援しますが(笑)。
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