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2006/03/12(日)
アンフェアな「アンフェア」
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我が家では、「アンフェア」というドラマが今ブーム。この時間になると、子どもたちもテレビの前に集合し、ドラマに熱中しております。 私もこの「アンフェア」は気になっております。が、そろそろ食傷ぎみ。小説について、「アンフェア」や「リアル」という言葉が出てくるのですが、では、ドラマは「アンフェア」で、「リアル」がなくてもいいのか? と思ってしまいます。ドラマ「アンフェア」の展開に疲れがでてきたのであります。 昨晩、子どもに、昔観たドラマ「共犯者」のことを話しました。アンフェアなラストだったけれど、ドラマを見直すときちんとラストにつながるような演技を主役の浅野温子三上博史がしていたので、途中展開が見えてきたのに、ラストまで楽しんでみることができました。では、「アンフェア」は? 昨日、ドラマ「アンフェア」の原作本「推理小説」を購入、即、読みました。テレビドラマの最初の数話エピソードの基になっただけと知っていながら、このアンフェアなドラマを考えたくて。視点がくるりくるりと移動、語り口が一人称、三人称になったりのアンフェアな読み物でした(通常の小説はそういうことはしません)。ラスト、人間的な行動(主人公の子どもを殺すことなく、手紙を渡すだけにとどめた)を考えながら、本を閉じました。 本の解説を読んで、「アンフェア」の原作本「推理小説」の作者は、「共犯者」のシナリオを書かれた方と知りました。ドラマのラストは、私をどんな気持ちにさせてくれるのか、楽しみ……
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