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2005/07/11(月)
街道をゆく
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前にも書いたかもしれないけれど、旅行へ行ったあと、司馬遼太郎氏の「街道をゆく」シリーズにその土地の部分があれば、購入して、読んでいる。今回は、この間の旅行の部分「越前の諸道」を読み始めた。(まだ真ん中までくらい) この部分を執筆されたときというのは、ずいぶん前だと思うのだが、私の印象とこの本から感じられる司馬氏の印象が同じであることに驚く。 『平泉寺のあの50円の庭に司馬さんも行ったんだ』 『(同じ旅館に泊まったのだが)若い女将さんって書いてあったけど、もう、ずいぶんのお年だった。でも、昔はきれいそうな人』 『永平寺について、同じ印象だな』 『私もなんとなく、この地形って豪雪地帯かなと思って人に聞いたけど、司馬さんもそのことに言及してる』 たいていの他の本は、印象が違っていたりするのだが、この越前の部分は共通することが多い。この地域が変わらないのか。それとも、あんまり、観光地化してない(永平寺をのぞいて)からなのか。 無理をすれば日帰りも可能だし、一泊すれば結構まわれる距離の福井。春の旅行で行った山陰山陽。ツアーにもない、人もあんまり来ないようないいところは、まだまだ日本にはたくさんある。京都奈良などの観光地だけじゃない。そうした素敵な場所をこれからも見つけていきたい。司馬氏の「街道をゆく」を読んで、私の楽しみをこれからも増やしていきたい。
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