家主ケロケロぴーのあとから思い出し思い出しながらの日記です。
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2005/12/17(土) 質問
 昨日、不就学のことを書いたが、この日は、T小学校での学習支援のボランティアと児童とその家族のクリスマス会があった。ここで、本当に偶然に、参加していた市の職員の方から昨日書いたことを聞かれた。
 「ケロさんが関わってきた間に少しは改善されてきた?」
 イエスともノーとも言える質問。
 ただ、短い期間でも学習支援でボランティアが補助に入いり、少しでも個別に対応できたことは、前進だと思う。それは、より多くの大人が、外国から来て、日本語が話せず読めぬ子どもたちに関われたから。この程度の支援で、飛躍的に学習能力が上がったというわけではないのだけれど、困っている児童たちが、世話をやく大人たちがいてくれたことに、気づいてくれていると思いたい。この後、彼らが本当に乗り越えなくてはならないほど苦しい時に、見守ってくれている人が日本にはいるのだと思ってくれれば、それだけでいいと思う。
 ブラジル人学校の教室やグランドは狭く、雨が降ると、子どもたちは狭い教室に閉じこもっているしかないのだそうだ。学校の教室やグランド・体育館の問題を日本の少子化によって余った教室や、市の所有するグランド・体育館などをシェアし、よりよい環境で勉強できるようにするのも大事なことだと思う(管理責任の問題が解決すれば、比較的早くできることだと思うけれど、結構難しいだろうなあ)。
 日本では、在日朝鮮人の学校に何も手を貸すことなく来てしまった過去がある。「なぜ、ブラジル人学校には支援するのか」という風にならないよう、「何が問題なのか、この状態がつづいたら、子どもたちはどうなっていくのだろう」と考える必要がある。
 子どもたちは見ている。この国の大人たちが、子どもの問題にどれほど関心があるかを。だからこそ、多くの人に関心を持ってもらいたい。
 


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