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2005/11/13(日)
晩夏(ひとりの季節)
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先日、テレビで平原綾香の歌を聴いた。「ああ、この歌だ……」子どもの頃聞いて、耳に残っていた歌。それが、『晩夏(ひとりの季節)』だった。 この歌は、NHKの平日の夜にあった『銀河テレビ小説』というドラマ枠で流れていた。インターネットというのは、こういうことを調べるのにとても便利なツールで、この曲は、1976年の夏『夏の故郷』というドラマの主題歌だったそうだ。でも私の中には、ドラマの記憶がない。あるのは、歌だけだった。 もともとユーミンはそんなに好きではないので、荒井由実時代は、ベスト版だけしか持っていなかった(そこには入っていなかった)。だから、この歌とも、その後30年くらい出会えずに過ごしていたことになる。だから、平原綾香の歌を聴いた瞬間、驚いた。口から自然に歌詞がでてくる。最後の「……やがて来る淋しい季節が恋人なの」という部分は、もう呪文のように不思議だが、それまでちゃんと覚えていたのに、間違って覚えているかのように錯覚していた。 今日、CDを買い(平原版)、まだ小学生だった自分の記憶の案外確かなことに驚いた。荒井由実版は今回手に入れることができなかったが、アルバムに入っていてのとドラマは別バージョンだったらしいので、私の記憶が確かなのだろう、きっと。ドラマにめずらしい、静かに始まり、そして、「空色は水色に 茜は紅に」と盛り上がっていき、もう一度「恋人なの」と繰り返し、静かに終わったと記憶している。
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