|
2004/12/15(水)
小便地蔵
|
|
|
今日は、午後1時間半程度時間ができたので、前から行こうと思っていた小便地蔵さまを見に行った。行く前に大体の場所をチェックして、見つからなくて、大体の景色を見れれば……そんなぐらいの気持ちで出かけていった。 まずは、「長楽」というところにあるということで、常夜灯を目指して。大きなひのきが側にあるとの情報を信じて、緑の濃い所を目指してうろうろしてみた。不思議な形の大木。紛れもない、長い年月を感じさせるような枝ぶり。車を停めて、大きな木へ向かって歩いていくと、一人の老女が熱心に手を合わせていた。 お供え物が新しく、この老女が持ってきたものだとわかる。あまりにも長い時間、手を合わせておいでだったので、私もついつい、後ろで手を合わせて、後ろからそっとお地蔵様の祠をのぞいた。新しいキティちゃんの赤いよだれかけをかけた2体のちいさなお地蔵様がそこにいらした。 お参りをすませた老女が笑いながら、「もう、何年もここに住んでるが、このお地蔵様のことはようしらん、近くの長楽寺の和尚さまが知っておられるだろう」 和尚さまの話を聞くのもいいだろう。けれど、このお地蔵様を、今も大切にしている人がいるのだということが、今日の一番の収穫だった。私の時間は、ここで終わり、老女が帰ったあと、お地蔵様に手を合わせ、急いで私も岐路についた。
|
|
|
|