家主ケロケロぴーのあとから思い出し思い出しながらの日記です。
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2004/10/25(月) 竜宮の入り口
 午後、時間があったので、新城の方へ行ってみました。図書館依頼の民話のうち、私が担当になったのが、女に化けた竜が、新城の海倉淵から豊橋のお寺にお経を習いに通い、天へ昇る決心をするという話。その道のり、それぞれの現地を一度見に行かなければ……と出かけたわけです。私の場合は、自動車に乗ってです。(歩いたら、何時間掛かるかな)
 新城の野田城の側という、これまた漠然な感じででかけました。
 舞台の一つ、新城の海倉淵には、竜宮の入り口だという話もあります。私の担当の話も竜の話なのですが、今まで書かれた話で、大蛇となっているのもありました。長野の寝覚ノ床は、浦島太郎の伝説があるところですが、山の中。海倉淵は、山ではないですが、内陸部です。なにやら、私の中の、この話の当初のイメージと、だんだん離れていきます。そこで、竜宮、竜について、インターネットで調べてみました。
 まず、竜宮というと、絵本の浦島太郎の竜宮城を連想して、「タイやヒラメが舞い踊っている」海の底の大きなお屋敷を思い浮かべてしまいます。そして、竜というと、ドラゴンとか麒麟とかのイメージ(日本昔話のオープニングの竜とか)。
 もともと日本の竜は、中国から入ってきたものと、日本のもとからあった大蛇の姿の水神がごっちゃになっているようで、どちらかというと、蛇のようなものだと思われます。まあ、もともと中国だって、鯉が出世して竜になるのだから、淡水がお好きなのかも。いろいろ、空想していると、自分の中の『竜』像って、勝手なものだったと思えてきます。(浦島太郎に毒されている)
 海倉淵は、川がうねって、太く・深くなっていました。豊橋の牟呂用水の水門があって、「へえ、こんなところにねえ」とああいった水門は、もっと山の方にあるもんだと思っていたので、感心してしまいました。今でも、この淵は、豊橋と深く繋がっているのだと思うと、この話を担当するときに、なんで、このお寺とこの淵なの?と思ったことが、少し解消されました。
 やっぱり現地を見ないとその話に隠れた意味を拾うことはできないです。でも、まだ、「この部分って、どういうことなのかなー」となぞの部分があります。昔の人は、どうしてそんな発想したのか、想像する作業は、とても楽しいです。(まあ、それをどう書くかは、私の腕の見せ所になるので、苦しみの作業となります(-_-;)\トホホ)
 写真は、現地の方に「あそこが海倉淵だよ」と言われたところより少し下流のところですが、デジカメ画像がダメな時のために、携帯で写したモノです。


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