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2019/02/08(金)
岡大へ行くことに
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「けんじ。ちょっと来て」 「どうしたん?」 「ちょっと話があるの」 「何?」 「まあ、ええから、そこへ座って」 「何?」 「あんた、大学どうする気?」 「う〜〜ん、県庁へ行く。そして、大学は二部(夜間)にしてもらえるように話してみるつもりだよ」 「うん。ごめんね。でも岡大へは行きたいんじゃろ?」 「うん。まあな。でもいいよ。金かかるし」 「お父さんと話し合ったんじゃけど。お父さんが定年後も仕事をしくれると言うの。行ったら」 「でも、それじゃあ、悪いじゃろ。前に”海はもうまっぴらじゃ”と言ってたが、・・・」 「でもな、あんたが大学へ行くんならもう少しがんばると言ってくれているのよ」 「う〜〜ん」 「そうしなさい。嫌じゃないんでしょ。東京や京都など他所なら行かせられんけど岡山なら何とかなるでしょう」 と、いうことでわたしは岡大へ行くことになった。父母にはちょっぴり後ろめたさを感じつつ。
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