|
2019/01/26(土)
受験
|
|
|
わたしは高校受験の時もそうであったが、受験前1週間は何もしない。1週間ほど勉強したからといってももうどうしようもないことだとあきらめて寝ることにしている。そんなおり、新聞で読んだのか、それとも別のものだったか、何だったのかは忘れたが、瀬戸内海にくじらが現れたという記事を読んだ。この記事がとても興味深かったのが印象に残っていた。さあ、いよいよ受験日である。受験のために初めて岡山大学に行った。もちろん移動手段は自転車であるが「広いとは聞いていたが、なんとまあ、広いこと」と思った。聞けば、北海道大学は岡大よりもっともっと広いと聞いた。安達君は北大を受験すると言っていた。彼とは岡輝中から一緒だが、文武両道というべきかどうかはわからないが、スポーツも勉強もすごくよくできた。彼は北大でも野球を続け、卒業後もその指導に当たっていたようだが、卒業後は大手企業に就職し、今でも北海道札幌市にいる。浜口君は操山高校の野球部の指導を続けていたが彼らの部活愛には本当に頭が下がる。陸上の岡田君も高校は違ったが、現在、北海道旭川市にいる。わたしが受験する会場は広かったという記憶があるが、あまりよくお覚えていない。試験の中身もよく覚えていない。わたしは試験の内容をいつもよく覚えていないのだ。仲間たちはあれは出来たがあれは出来なかったという話を終了後よく話し合うが、わたしはこの話にはいつも参加できない。なにせ何も思い出せないのだ。但し、英語の試験だけは違った。英語の試験では「くじら」が主題であったからだ。「おお、あれか」と思ったことだけは覚えていた。だって、わたしはてっきり試験問題ってこの間の瀬戸内海のくじらの記事から出題されたのだと思ったからであった。これはわたしの思い込み、思い違いであった。後で調べてみると、ハーマン・メルヴィルの小説「白鯨」からの出題であったのだ。だって、1週間ほど前の地方記事が大学受験に出題されるわけないじゃない。「アチャー、こりゃ、落ちちゃった」と確信した。「てへへ、仕方ねえや」と覚悟した。もちろん岡山県庁も受けた。
|
|
|