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2018/09/30(日)
嵐を呼ぶ男
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石原裕次郎といえばその代表作の一つはやっぱり「嵐を呼ぶ男」であろうか。井上梅次が自作小説を西島大と共同で脚色し、監督した娯楽映画である。裕次郎がドラムを叩きながら歌う「おいらはドラマー やくざなドラマー おいらが怒れば嵐を呼ぶぜ 喧嘩代わりにドラムを叩きゃ 恋のうわさも吹っ飛ぶぜ〜 (セリフ)この野郎 かかって来い! 最初はジャブだ ホラ右パンチだ ・・・・・」と主人公の裕次郎がドラムを叩きながら歌うあのシーンが印象的な映画であった。後に結婚することになる北原三枝との共演でもある。何の因縁か、今日は台風24号が到来する嵐の日である。劇場公開は1957(昭和32)年12月28日であった。つまり昭和33年のお正月用興行作品である。この年、現在の安倍首相の祖父である岸信介氏が首相となった第一次岸信介内閣が誕生した年でもあった。60年安保闘争(女子学生・樺美智子さんが亡くなった)の3年前である。又、日本が国連安全保障理事会の非常任理事国に承認された年でもあり、前年に出発した南極観測船「宗谷」が昭和基地を建設した年でもあった。そしてまた、今日的問題となっている東海村に原子の火が灯された原子力発電所問題(核兵器保有の技術水準到達を目標とする)が出発した年でもあったのだが、われわれはそういう出来事とは無縁な存在として原子力研究と同発電所が莫大な税金の無駄遣いとなるとは露知らず娯楽映画を楽しんでいたのであった。余談ではあるが、毎年贈答をしあっている同級生の岡田君から今月北海道のジャガイモ{男爵」が送られてきたので、わたしは美味しいブドウ数種を送ったところである。残念ながらわたしがいただいたブドウの中で美味しいと思った品種を尋ねたところ贈答としては北海道に送るのは適さないというので残念ながらこの品種はあきらめたのではあるが。残念!
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