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2018/04/23(月)
同級生が池で亡くなった!
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これまでは小学校5年生までの学校での記憶をたどってきましたが、今度は学年に関係なく思いつくままに記憶の糸を手繰ってみたいと思います。まず、最初に思い出すのは、同級生の池での死亡事故です。「えっ?なぜ?」という驚きがわたしを支配しました。この池ではありませんが、わたしたちは池でジュンサイのようなぬめりのある植物の芽や菱の実をとっていましたし、あちこちの池でも泳いでいました。木のタライに乗って友達と落としごっこをするのも無茶苦茶楽しかったのです。菱の実もこれがまあなんとも美味しいごちそうでした。栗のような味がするのでした。川ではよく茂った藻をぐるぐる巻いて水を堰き止め、石垣の間にに隠れているナマズやドンコを捕まえたり、網で鮒を掬ったりと放課後は大忙しでした。泳ぐのを止めて静かにしていると小魚が体をちょんちょんつつくのです。くすぐったいような、気持ちいいような何とも言えない感触でした。母は先生に言われたわたしの勉強のことが気になったのでしょうか。そろばんを習えと言われてそろばん塾に通ったことがあります。一時は面白くて3級まで進みましたが、でも、やっぱりそろばんよりは川や池で遊ぶ方が面白かったのです。意気揚々とわが家に凱旋すると「こらっ、けんじ」と大叱られしたことが幾度かありました。そんな折、同級生が池で亡くなったとの報があったのでした。池で遊んでいた時に死んだというのです。この時初めて池の怖さと特徴を知りました。池の水は表面は温かいが、その下は急に冷たくなるということをこの時知りました。同級生は飛び込んだ時に心臓麻痺を起こしたらしいと言うのです。それからは池で遊ぶときはまず首までゆっくりと体を沈め、体全体を水に慣らしてから泳ぐようになりました。しかし、わたしはいつどうして泳ぐことを覚えたのだろう?
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