|
2018/04/21(土)
空には象やトラ、それにクジラまで
|
|
|
小学校4年生の記憶はお空の動物園と成績です。3年生まではパンだとかお餅だとかの食べ物が中心でしたが、4年生になるとヤギだとか乳牛だとかの動物が出てきてミルクを飲ませてくれたのです。親戚の農家に母が連れて行ってくれた時に飲ませてくれた牛乳のなんと美味しかったことか。教室の窓からお空を眺めていると牛がお乳を飲ませてくれるのです。あのとっても不味い脱脂粉乳を飲んだ後の午後の授業の時などはなおさら美味しく感じるのです。そうこうしているうちに象やら虎やら動物がいっぱいでてきます。こんな動物園なのにクジラも空を飛ぶのです。突然「タバタ!」とわたしを呼ぶ声がします。何度か名前を呼ばれてやっと我に返ります。{はい!」「後で教員室に来なさい」「はい!」ということで、放課後教員室に行きますと、「お母さんからなにか聞いたか」「いいえ、なにも」「ふ〜〜む。何故かなあ」「・・・・・?」「帰ったらお母さんに先生から聞いたことを教えてって聞きなさい」ということで、帰って母に聞くと、母は「あはは、先生がね。お前の成績が百点と零点の二つしかないから宿題をちゃんとやらせることと勉強をきちんとやらせてって言うのよ。でもね、おまえはおまえの思うようにやったらいいよ」と言います。「ふ〜〜ん。そうかあ」ということでこのお話は終わりとなりました。勉強はすべてその時任せでしたから通知表はずっと一貫していました。成績表は、3を中心にバランス良く1から5まで毎回そろい踏みしています。結局、その時々で気の向いたものは点数が良いということでした。この気まぐれな性格は生涯を通して今日まで一貫している性格のようです。こんなわたしでしたが、不思議なことに成績のいい奴からも一緒に勉強をしようと誘われたこともあります。学校でも歴代1,2だと言われた大寺の住職の息子、本郷君からも一緒に勉強しようと誘われ、お寺の離れで二人が一緒に勉強したこともあります。だが、しかし、長続きしないのもわたしの特徴のようです。
|
|
|