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2018/10/25(木)
家路
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当時、岡山県庁から夕方大音で市内に流されるオルゴール曲があった。残念ながら昨年か、今年であったか廃止となった。わたしにとっては残念な出来事ではあるが、致し方ない。わたしの勝手な推測ではあるが、鐘撞き堂の鐘を鳴らすのを止めた代わりに、県庁から5時を知らせる音楽を流したのではないかと思っている。さてこの曲を聞いたわたしは本当にいい曲だと思った。そこで先生に尋ね、調べていただいた結果、ドボルザークの「家路」という曲だったと記憶している。60年近くも前のことであるからひょっとして記憶違いであったかも知れないが。
交響曲第9番「新世界」の第2楽章のメロディーである。 遠き山に日は落ちて 星は空をちりばめぬ 今日の業(わざ)をなし終えて 心軽く安らえば 風は涼しこの夕べ いざや 楽し まどいせん まどいせん 楽譜もくださったのでついでに楽譜も覚えた。夏などは瀬戸の夕凪暑すぎて・・・などと思ったりしながら。 音楽などとは無縁のわたしにとっては珍しい出来事であったが、この「家路」がわたしの高校入試を決めるとは思いも寄らないことであった。
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