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2017/08/08(火)
魚の小骨(11)プロパガンダに注意を
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今日は晴れたり、曇ったり、雨が降ったりという台風一過後の目まぐるしく変転する天候であった。そんな中、妹尾の墓地の草取りや清掃をした。妹尾育ちの母の弟二人は一銭五厘で招集された海軍・一等水兵、二等水兵であった。死亡通知をはるか以前に見せてもらったことがあるが、「南方方面にて戦死」とたったそれだけしか記載されていなかった。日本政府には彼らがどこで沈められたのかさえわからなかったのであろう。人の命の無価値に等しい扱いを「酷い!」と思ったものであった。彼らが乗艦していたのは駆逐艦であったのだが、そろそろ桜林美佐氏のルポに戻ろう。2013年8月6日、海自最大のヘリ空母「出雲」の進水式が行われた。全通甲板である。これ以前に「伊勢」「日向」も全通甲板の大型護衛艦として就役している。建造はジェイエムユウ( IHIマリンユナイテッドとユニバーサル造船が合併)以下2500社が担当した。建造は韓国との競合がきつく、これ以前の国産護衛艦は「曙」「春風」「綾波」である。昭和30年代には「村雨」を中心とする10隻があった。潜水艦の最初のものは「黒潮」であるが、国産第一号は昭和35年の「親潮」である。「渦潮」は昭和46年1月に建造されている、と彼女は報告し、兵器生産国産化の難点は予算が少ないことであると嘆いている。しかし、我々が警戒すべき指摘(彼女が評価したこと)もあったので書き添えておこう。それは「ガールズ&パンツアー」、通称「ガルパン」というアニメがBSなどで放映され大人気を博したと報告している。残念ながらわたしは見ていないが、女子高校生たちが茶道でもなく、華道でもなく、戦車道を大和撫子のたしなみとして奮闘する物語だとのこと。パンツアーとはドイツ語で戦車だとのこと。こうしたプロパガンダが旺盛になっており、戦意高揚が図られているということを我々は自覚する必要に迫られているということであろう。
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