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2017/08/07(月)
魚の小骨(10)武器輸出可が遅れたために
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足が遅くへらへらの台風がやって来た。今朝は未明より風雨強く四国では列車が運休しているとのこと。高知県では避難命令が出されている市町村がある。自然の為すことであるから仕方が無いとはいえ、多すぎる雨にはみな閉口している。自然の変異のみならず、政界の右傾化、へらへらの安倍総理の軍国国家日本推進にもみな閉口している。さて、そこで、日本の戦闘機国産化の状況はどうなのであろうか?桜林美佐氏のルポ・「自衛隊と防衛産業」に戻ってみよう。「日本の現在の主力戦闘機は F15。この戦闘機はアメリカでは第四世代機と呼ばれる旧式なものである。中国、ロシアは第五世代機を配備している。そこで日本も第五世代機 F35を発注した。 もっと早く武器輸出3原則の見直しをしていればよかったのにと悔やまれる。というのも、安倍内閣での武器輸出3原則の見直しが遅れたがために日本は世界の戦闘機生産の共同開発に加われなかったのだ。結局、この共同開発に後から加わることとなってしまった。そのため三菱重工は最終組み立て分野の4割の工程にだけしかライセンス生産が認められなかった。・・・2020年にオリンピック、2027年にリニア新幹線という夢の実現に加え、日の丸戦闘機実現という夢を加え、かなえて欲しい」と彼女は言う。日の丸(国産)戦闘機に、また、日の丸イージス艦に日の丸核弾頭を搭載した日の丸ミサイルを配備し、敵国(北朝鮮?中国?ロシア?それとも???)を攻撃、あるいは迎撃するのが日本の平和を守る道だと彼女は主張したいのであろう。果たして、平和への道は軍国化だけなのであろうか?わたしはそうは思わない。この地球上から、或いは宇宙空間から核兵器を無くし、世界での武力衝突を禁止し、統一された国際(地球)法の下に争いを調停するべきではないだろうか?「なんという青臭いことを。そんなこと出来っこない」という非難の声が聞こえてきそうだが、わたしはあの無謀な戦争を起こし、敗北し、死体が散乱する焼け野が原の中で得た憲法9条を言葉通りに実行してゆくことが世界の中での日本の責務ではないだろうかと思う。それでは日の丸軍備編の最後である日本の戦艦建造の状況はどのようになっているのであろう?
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