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2017/08/16(水)
魚の小骨(19)余談「前川製作所」
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今年は雨がよく降るし曇る日が多い。日照不足でコメの不作が心配されている。わが家の稲も日照不足で成実が遅れているようだ。稔りがよいと言えば農業を除くと「成果が上がること」だと社会的には言われる。軍需をはじめグループの力量で言えば三菱グループが群を抜いている。グループの結束力でも芙蓉グループは下位に甘んじている。だが、芙蓉グループは結婚相談所がとても充実していると魚の小骨(16)で紹介させていただいたところですが、この企業集団は地味ながらも社長から一般社員まで巻き込んだ縦横無尽の交流がおこなわれている。ゴルフはもちろん剣道、釣り、卓球、ボウリング、アマチュア無線クラブ、沖釣り大会・・・のように仕事以外の交流も盛んだが、仕事上でも物流、マーケティング、情報システム等々研究会や懇談会がおこなわれているという。このような取り組みに魅力を感じたのであろうか、産業用冷凍機器国内シェアトップの「前川製作所」が昨年「芙蓉懇談会」に参加したという。前川製作所は今年で創業103年の名門企業。創業者は前川喜平氏の祖父だとのこと。前川喜平氏といえば、加計学園問題の渦中の人物であり、時の総理・安倍晋三氏に立ち向かった文部科学省の前事務次官である。安倍自民党の支持率急落を呼び込んだ立役者でもある。何故今更「芙蓉グループ」なのか?と財界やマスコミの憶測を呼んだようであるが、わたしは「以前は富士銀行、現在は丸紅が主導」する芙蓉グループの縦横無尽の交流と地味ではあるが各分野の研究や開発を確実、着実に進めるところに魅力を感じたのではないだろうかと思う。ここに前川製作所の企業姿勢と産業用冷凍機器分野で国内シェアトップという位置の確かさと心意気を感じるのはわたし一人ではないであろう。
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