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2017/08/13(日)
魚の小骨(16)芙蓉グループ
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今日は曇り時々晴れ。最近の気温は例年と比べて西日本は暑く、東北以北は涼しいとのこと。今日は草刈り、竹切り、樹木伐採と汗だくだくで奮闘。今夜は友人でも呼びだして一杯やりたいものだ、と思ったほどだ。知人、友人は創ろうと思ってもなかなかできるものではない。人と人との関係を大切にするのが芙蓉グループだと聞く。富士銀行を中心とした企業集団が芙蓉グループである。他に三和グループ、第一勧業グループがある。旧財閥系の三井、三菱、住友とは趣を異にする企業集団だ。富士銀行の前進は安田銀行で、旧安田財閥だとのこと。江戸で奉公人であった安田善次郎が両替店を開き、幕府ご用達となり、その後銀行を設立。これを基盤に不動産会社など事業を拡張し、財を築いたといわれる。しかし、戦後芙蓉グループとして再出発したが、金融系が中心であるため、融資先との横の連携が中心となり、鉱業や重工業などの分野に直系がなかったために、安田の名前はほとんど残せなかったという。芙蓉会は丸紅、みずほ銀行、みずほ信託銀行が幹事会社を勤めている。山一證券の2度目の救済が出来なかったようにバブル崩壊後の求心力の低下はグループの体力のなさを示している。ところが、社長クラス、部課長クラス、社員クラスと重層的な懇親会やクラブが仕事以外にも行われているという。この付き合いが仕事の上でも役立っていうという。その一例が芙蓉の結婚相談所であろうか。安くて良質との評判が高い。会員会社所属社員は入会金6万円で月額会費はゼロ。それ以外の人は8万円。成婚した時の謝礼は8万円、と格段に安い料金はグループ企業が維持費を負担しているからだという。しかも、30歳前後で年収500万円前後より上であるとの年収の状況は一部上場企業がズラリと並ぶからであろう。そこでグループ以外のトヨタ、NTT,ソニーなどグループ以外の企業も参加を望み、芙蓉グループはそれも受け入れ、断らないという。海外でも同様の懇親会やスポーツをはじめとするさまざまなクラブ活動、交流が行われており、親友、友人、知人ができ、仕事にも大いに役立っているという評価である。このグループの軍事とのかかわりは兵たん部門、金融部門、国債の引き受けなどであろうか。
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