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2017/04/04(火)
桜と弁当と五合瓶
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桜は日本人に最も愛されてる花である。散り際の潔さがよいと言う人も多い。なになに、花より団子じゃ。いやいや団子より酒じゃ、と言う人も多い。猪口に揺れる酒にひらひらと舞い降りたひとひらの桜の花びらを愛でる趣向は現在では少なくなったようだ。このような静寂の中の幽雅さを愛でる風習は気障に映るからかも知れない。しかし、何でも一番を競う人たちは居るもので、「桜はうちが一番じゃ」と一番争いも激しいようだ。聞くところによると、そもそも日本本来の桜、つまり山桜(緑の葉っぱが先に出る。桜花が白くて可憐である)はヒマラヤにその起源を持っているようだ。その後、中国を経て日本に渡来したと言われている。そこで我が一番と主張しているのが韓国らしい。中国は桜ではなく梅を愛でるので一番争いには加わらない。だが、韓国で桜を愛でたという報道に接したことはない。わたしの目が曇っているのだろうか。ワシントンの桜の方がわたしの目にはよく映る。さて開花が遅れていた桜もいよいよ謳歌する季節到来だ。お弁当と五合瓶を用意しなくちゃ。おっとっと猪口もいるな。
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