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2017/04/11(火)
忖度って何?
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最近流行している言葉に「忖度」(そんたく)という言葉がある。国有地をけた外れに安く払い下げたり、安倍首相夫人の昭恵氏が深く関与していた森友学園問題で有名になった言葉である。安倍首相や昭恵夫人が直接命じていなくてもその意を汲んで役人が動いたというものだ。だが、この聞きなれない「忖度」とはどういうものなのだろう。当用漢字字源辞典を引いてみるとりっしんべんは心であるとある。心は要であり、中心である。寸はすん、そんであり、ごくわずかなことである。一寸は一尺の十分の一であり、長さの単位だとある。ふむ、これでは?よくわからない、と思い、読み進めるとソンの音はサンから来ている。算(サン)は脈拍を数える意であると。つまり、心を以って脈拍を数える、つまり推し量るということである。では、「度}(たく)とは?辞書には、・・・う〜ん、これだ。「きまり、規則」であるいう解がぴったりとくる。そうであるとするならば、「忖度」とは、他人の心を指を当てて脈拍を推し量る如くにその心中を推し量る規則であるということになる。なるほど、「忖度」とは言われなくてもその心意を汲んで実践するための規則、ルールだったのだ。「言わなくてもわかるだろ。ちゃんとやっておけよ」との上司の言葉も言われなくてもわかってやっていたのだ。だが?だが・・・?待てよ。お役人さんの給料って国民が払っているんだよな。だったら!役人は国民の心を忖度するのがあたりまえなのに逆だよね。ましてや、国民の財産をけた外れに安く売って国民に損害を与えるなんてことあってはならないことじゃないの!?罪悪感ってないのかねえ。
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