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2016/03/12(土)
菜の花と戦さと金
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菜の花や月は東に日は西に 蕪村 菜の花はアブラナ科の2年草又は1年草で油菜、菜種ともいう。黄色い十字の花をたくさん咲かせる。種子には40%以上の油が含まれ、昔は灯油用、機械油などに使用された。中国から紀元前に渡来したが、野菜として利用され、油としての利用は17C以降である。 美濃の斉藤道三が油売りから大名になった話は有名である。娘婿の織田信長が濃姫のために黄金の岐阜城を創ったというフロイスの記録が正しかったと最近の発掘で確認された。蕪村の句はそんな戦と金にまつわる話とは違って雅趣に富んだ句である。
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