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2016/02/22(月)
狼狽
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顔近づけて蝋梅を曇らせぬ 松本敏子 梅はロウバイ科の落葉低木で梅の字があるがウメではない。冬の寒い時期の黄色い花が美しい。香りも強くいい匂いがする。原産地は中国で根元から多くの幹を立てて分枝する。高さはおよそ2〜3mになる。名前の由来は2説ある。一つは蝋細工に似た花が梅の咲くころに咲くからという説。二つ目は蝋月(陰暦12月)に咲き梅のように香るという説である。寒い朝なのであろう。梅の花が美しい。香りを嗅ごうとすると花が息で曇ってしまったというのだ。吐く息が白く目に見えるようであるが、わたしも試してみたがどうも曇らない。日を開けて雪の寒い日にもやってみたがやはり曇らない。なぜだろう?狼狽しました。ひょっとすると作者の空想かもと思いました。
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