|
2016/02/01(月)
黒田・マイナス金利に思う
|
|
|
先月29日に黒田日銀総裁がマイナス金利策を打ち出した。8割が賛成しているが、わたしは反対である。モルヒネで痛みをやわらげる効果しか期待できない。安倍政権を支える彼の第一弾は国債を大量に買い入れる量的緩和であった。これはもう限界に達した。そこで第二弾はマイナス金利である。要は銀行は金を保有せずにもっと貸せということ。だが、じゃぶじゃぶの金を無理して金を貸すと不良債権が増える。よってこの策は愚策となるとわたしは確信している。ならば、どうすればいいのか?安倍のお陰で空前の大儲けをしている大企業に賃金引き上げと中小企業の賃上げを可能にするよう下請け企業などの価格改定をさせるべきである。そうすれば購買意欲が高まり、物価も自然と上昇するはずだ。4%の賃上げで2%の物価上昇説を唱える識者の意見にわたしは賛成する。もちろん消費税増税はすべきではない。軍事費である防衛予算の一部を民生費に回せばよい。増税せずに賃上げを誘導(場合によっては法整備をして)して経済を上向かせるのが最適であるとわたしは思う。
|
|
|