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2015/08/31(月)
今日もお空は鉛色
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橋下氏(大阪市長)が維新の党を離脱して新党結成の準備をはじめた。党内の中間派を結集して衆参両院で20人を超える党にしたいとのことだ。一方、維新の党の代表である松野頼久氏は民主党の岡田代表と会談し、今国会での共闘の確認と合流や統一会派結成の可能性を話し合い、来年夏の参院選に向けての野党勢力結集の方途を探るという。僕が想定したとおりのシナリオとなっている。橋本氏の追及する残る課題は「政党交付金の奪還」である。今年の維新の党の政党交付金は約26億円。交付金の分配奪還を迫れば次世代の党の時のように維新の党を分党しなければならない。分党を迫り安倍政権におもねようという橋本氏の思惑どおりに事が運ぶかどうかは新党結成の数次第ともいえる。20人となれば民主党に次ぐ第2党となり、政党交付金が転げ込む、という目算に違いない。こんな汚い喧噪を生む政党交付金など止めたがいい。国民の血税の無駄遣いだ。さらに、この維新の党の分割騒動の背景には橋下=安倍自民VS松野=岡田民主、つまり戦争法案賛成VS反対という構図がある。有権者の賢明なる判断が必要となろう。偽りの平和を盛り込んだ戦後70年安倍談話で支持率を46%に戻した安倍政権。これに味をしめ、ますます口先3寸の政治に邁進することに腐心することになるだろう。9月の総裁選は無投票で安倍氏が自民党総裁に選任されると聞くにつけ、空恐ろしい気がする。
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