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2015/08/02(日)
二つの戦争遺産の公開
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戦後70年を迎える今年になって二つの歴史的戦争遺産が公開された。一つはGHQ(連合国総司令部)の最高司令官・マッカーサーの執務室である。皇居のお堀端にある第一生命貨館がGHQに接収され、その一室がマッカーサーの執務室に使われた。机や椅子も保存されていて第一生命が7月29から予約者向けに公開した。机に引き出しはなく、戦後処理を即決即答をした彼らしい執務室だと報道されていた。椅子などももちろん保存されているという。これが勝者の部屋だ。今一つは昨日の8月1日、宮内庁が昭和天皇の1945年8月15日の「玉音放送」原盤と音声を公開した。あの「耐え難きを堪え、忍び難きを忍び・・・」である。併せて、戦争終結を決定する御前会議が開かれた皇居内の防空壕の写真も公開された。こちらは敗者の執務・会議室である。しかし、なぜ日本が戦争に突入したかは語られない。戦争に反対していた昭和天皇という印象の強調及び日本国民への脳内刷り込みがおこなわれているとしかぼくには思えない。
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