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2015/07/04(土)
1秒の長さと重さ
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7月の最初の1日はいつもより1秒長かった。なんのことはない。わずかたったの1秒だ、と思ったら大間違い。企業は電算機のトラブル対策に追われた。1秒の重さがよくわかったという。この1秒は地球の自転速度と標準時のズレを直すために全世界で「うるう秒」をプラスして調整したからだ。日本では18年ぶりの平日実施ということらしい。さて、1秒って長いのだろうか。それとも短いのだろうか。未来永劫変わらないものってあるのだろうか。「ゆく川の水は絶えずして・・・」。そう、いつも流れているのだ。「でもさあ、淀みもあるじゃない」との声も聞こえそうだ。そうそう川の水が溢れることもあれば、涸れることだってあるじゃないか。それでも、恋人と一緒に見た海に沈みゆく夕日の美しさは一瞬のことだけれども永遠に記憶に刻み込まれるだろう。そうであれば一瞬は永遠だとも言える。オリンピックなどの競技では感動の笑顔の一瞬、苦悔の一瞬が映像に刻まれる。さてわたしの人生の残り時間は何秒なのだろう。1秒の長さと重さをそろそろ考えなくてはならないようだ。やるべきことはまだまだ多い。
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