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2015/04/06(月)
遣倭使の旅行記より
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三国志・魏志倭人伝を再度整理してみよう。朝鮮半島の帯方郡(ソウル市付近)から倭へ行くには「朝鮮半島を海岸伝いに南に行ったり東に行ったりしながら海上を行くと狗邪韓国に着く。ここまでの距離は7000余里である。海を渡ると1000余里で対馬国に着く。更に南に海を渡ると1000余里で一支国(壱岐)に着く。更に海を渡ると1000余里で末蘆国(松浦郡)に着く。陸上を東南に500里行くと伊都国(糸島平野)に着く。東南に奴国がある。距離は100里である。南に投馬国がある。海上を20日かかる。南に邪馬台国がある。女王の都する所である。海上を10日、陸上を1月かかる。次に斯馬国がある。次に己百支国がある。次に郡支国がある。次に弥奴国がある。次に好古都国がある。次に不呼国がある。次に姐奴国がある。次に対蘇国がある。次に蘇奴国がある。次に呼邑国がある。次に華奴蘇奴国がある。次に鬼国がある。次に為吾国がある。次に鬼奴国がある。次に邪馬国がある。次に*(身偏に弓)臣国がある。次に巴利国がある。次に支*国がある。次に烏奴国がある。次に奴国がある。ここは女王の境界の尽きる所である。これらの国々の南に女王の勢力範囲に入らない狗奴国がある。帯方郡より女王国までの距離は12000余里である。・・女王国の東、海を渡ること1000余里の所に国がある。倭人と同種である。その南に侏儒国がある。この国の人々は身長が3〜4尺である。女王国から4000余里の所である。その東南に裸国、黒歯国がある。船で1年かかる」とある。以上が距離に焦点をあてて整理したものである。
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