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2015/04/27(月)
海幸彦と山幸彦
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「古事記」には、ニニギノ命が日の御子として高千穂の峰に降臨し、笠沙之岬(鹿児島県南さつま市笠沙町野間岬)で山の神の娘である木花佐久夜毘売(このはなさくやひめ)と恋に落ち、二人の間に生まれた子供たちのうちの海幸彦と山幸彦の話が記載されています。いわゆる神武天皇につながる日向三代の2代目の争いのお話です。海の獲物をとって暮らしていた海幸彦に山の獣をとって暮らしていた山幸彦が兄の海幸彦に「お互いに獲物をとる道具を変えてみよう」としつこく迫り、兄が根負けして道具を交換した。ところが弟の山幸彦は1匹の魚も釣ることができず、兄の大切な釣り針も海に無くしてしまった。兄は釣り針を戻せと迫り、山幸彦は自分の剣で5百本の針を作って戻そうとしたが、許してもらえなかった。そこで海の神の宮殿に行き、海の神の娘である豊玉姫と結ばれ、海の神の霊力も手に入れ、海の神の力で無くしていた釣り針も鯛の喉に刺さっていたのを取戻してもらいました。そこで、海の神である綿津見の大神は山幸彦に返す時にはこうして渡せと返し方を伝授しました。
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