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2015/04/17(金)
女王国ってどこなの?
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魏志倭人伝の記述で論争のない地点はどこかというと、帯方郡(ソウル)〜狗邪韓国(金海)〜対馬〜一支国(壱岐)〜末蘆国(唐津)〜伊都国(前原)〜奴国(博多)であり、不弥国は比定できていない。そうすると、帯方郡(ソウル)〜奴国までの里数は計1万6百余里となる。実距離は帯方郡〜狗邪韓国が750km、〜対馬までが80km、〜壱岐までが90km、〜唐津までが55km、〜前原までが30km、〜博多までが20kmであり、倭国内の狗邪韓国(同地を倭国とするには異論はあるが)から伊都国(前原)まではおおむね1里が80mである。帯方郡(ソウル)〜狗邪韓国までと伊都国(前原)〜奴国(博多)までの平均里数が105m、200mと長い里数となっている。そこで帯方郡(ソウル)から奴国(博多)までの実距離合計1025kmを記載里数合計1万6百里で割って平均をだすと96.698mとなる。とすれば、1里が80〜100mでまず間違いないといえる。そうすると、奴国から女王国までは1万2千余里であるので、後1400余里は112km〜140kmの範囲内となるので、北九州は間違いないと言えそうだ。(現在の山口県は対象外ということはみんな一致している)だとすれば、女王国・邪馬台国は博多から東及び南にかけての一帯となり、現在の大分県の一部をも含む辺りが比定されなければならないと思われる。
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