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2015/03/20(金)
われわれの祖先はどんな暮らしを?
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1万年以上前の古代日本列島は大陸と陸続きであった。南方からはナウマン象、北方からはマンモスが来ていた。氷河期のこの時代の人々はまだ土器を使用しておらず、磨製石器を使って狩りや漁をして暮らしていた。犬はいたようだ。獲物は猪、鹿、熊、狼、猿などの獣類、そして、雁、白鳥、雀、鳩、梟、雉などの鳥類、アサリにシジミ、ハマグリなどの貝類や藻類、鯛や鮃や鯨や鰹などの魚類などなどであったと思われる。調味料は塩が主体であったはずだ。家族は獲物を追って旅をしながら身体を寄せ合いながら暮らしていたようだ。太陽を拝み、自然に感謝しながら、嵐や雷に驚愕し、神々を恐れ敬いながらの暮らしは八百万の神々を生み出すという精神生活を創造した。それは唯一絶対神であるキリスト教などとは違う精神生活(宗教文化と言った方がよいかも知れないが)を生み出してきた。この違いが今に至る現在においてもわれわれの精神生活に大きな影響を与えていると思われる。最近になってから近くで鳴き始めた鶯の声を聴きながらわたしはそんな思いにとらわれていた。
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