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2015/12/11(金)
猫の起源はリビアヤマネコ?
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古代エジプトの石板などには猫がよく登場します。紀元前1450年ごろ(第18王朝)からですが、この当時ヤマネコから飼い猫へと変化したといわれています。また、「バステト」と呼ばれる猫の女神とされる狂信的宗教(カルト)にまで発展したものもありました。ギリシャの歴史家・ヘロドトスはその神殿のあるブバスティスを紀元前450年に訪れたとその著書「歴史」の中にその熱狂ぶりを記しています。70万人もの巡礼者がナイル川沿いに船を使ってブバスティス神殿に集まったということです。古代エジプトでは多くの人が猫を飼い、その猫が死ねば家族全員が眉を剃り喪に服したといわれています。しかし、これまで猫が家畜化したのは古代エジプトが最初といわれていましたが、それが間違いであることが最近判明しました。それはキプロス島の新石器時代の遺跡がこれまでの見解を覆すことになったのでした。それは9500年前のシルロカンボス遺跡から2004年に子猫と人が一緒に、しかも同じ方向に埋葬されているのが見つかったのです。子猫は推定生後8か月のリビアヤマネコでした。しかし、リビアヤマネコはキプロスには生息していなかったのですが、ではどこからやってきたのでしょう?どこで家畜化が始まったのでしょう?
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